映画「13F」のB級映画っぷり
多々ネタバレ含みます。原題「The Thirteenth Floor」ローランド・エメリッヒ製作でこんな優秀な駄作があるとはw
たぶんこのトレイラー観てもまったく面白そうには思えないでしょう
事実、大作のような面白さはまったくないです(笑)
しかしそこが良いところかもしれません。あくまでもB級映画好きのための作品かと。
以下からはネタバレになりますが…
この映画、夢オチの無限夢地獄をバーチャル世界でやってるようなものですね。
マトリックスの中が現実だと思っていたのに、実際にはその外側にリアルな世界があったと。そこまでは普通なのですが、次第に主人公は気付いてしまうんですね。
じつは更に外側の世界があるんだと(笑)
もはや曼荼羅的な宇宙観ですらありますけども、それはさておき、なんだかよく分からない恋愛ドラマが繰り広げられ「えー?そうなるかな?」という点を多々はらみつつ、物語は収束に向けてB級っぽく進んでいくわけです。
夢から覚めたけど、それすら夢の中だったというのは、意外な展開として良いと思うのですけども、そこしか引っ張る部分がなくて、他のあれこれが何ら説得力ないです。とりあえず主人公のスーツの着こなしがダサい。リーサルウェポンの悪役みたいなスーツに見える(笑)
あと登場人物があまりにも少なすぎて、そしてその人物たちもあまりにも華がない。そんなわけで、B級映画を通り越して学生映画を観てしまった気分でした。
にも関わらずブルーレイも発売されたようです(笑)
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2011年5月 3日 13:15