KORG monotribe コルグ・モノトライブ開梱の儀
先行して「はじめてのモノトライブ」なるテキトーな演奏動画を公開しておりますが、改めましてファーストインプレッションでございます。
KORG monotribe ANALOG RIBBON STATION アナログシンセサイザー
購入前にも現物は見ておりましたけども、この肌に触れたひんやりとした冷たさは購入して初めてでした。これ金属筐体(アルミニウム製)じゃないですか!
マットブラックの塗装といい、見れば見るほどオールドシンセを彷彿とさせる良いデザインです。これだけランプがぴかぴか点滅していながら青色LEDみたいな若者の部品なんか一個も使わないのが好感持てますね。これならグッドデザイン賞も受賞できるんじゃないですか。企画の坂巻さんが仰ってた、アナログシンセを本気で復活させたいという気概が見た目からも感じとれます。
それにしても面白い。
ただなんとなく触り始めるとあっという間に一時間くらい過ぎてしまいます。monotronにシーケンサが付いたらいいなとは誰しもが思ってたはずですが、こうしてELECTRIBE風になるとまったく別物といっても良いですね。しかもこれがiPhoneアプリ「SyncKontrol for monotribe」を介してiPadアプリのiELECTRIBEまたはiMS-20と同期してしまうのだから、アナログとデジタルの垣根を一蹴していて良い意味でもはやワケが分かりません。
スピーカー内蔵なのでアンプ要らずで気軽に楽しめます。このスピーカー、底面を向けて設置されているので、下に弁当箱様のものを置けばもしかしてトークボックスのドライバにならないかしら?(誰か検証してみてください。と、誰となく呼びかけてみるw)
microKORG XLでとても気に入ってたノブやスイッチと同じものが採用されていて、触っているととてもしっくりきます。それにしても近年まれに見る扱いやすい機械ですね。音楽機材どころかすべての電気製品を含めて、この数年でもっとも扱いやすいものだと思います。アナログシンセだからとも言えますが、基本的に操作ボタン・ツマミ類が機能と対になってるので間違えようもないんですね。これぞまさに機械です。メカですよメカ。長らくこういうものを買ったことがなかった。
今にして思えば去年のmonotronは軽くジャブ打ってみたという感じでしょうかね?ここから本気でアナログシンセを復活させていこうという事であれば、このmonotribeは21世紀のアナログシンセ文化においてまさに原典であり起源であり記念碑的な存在になることは間違いないと思います。ウィングガンダムゼロとか0ガンダムみたいなものでしょうか(笑)
あとノイズジェネレーター!これは使えます。載せてくれて本当にありがとうございます。
KORG monotribe ANALOG RIBBON STATION アナログシンセサイザー
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2011年5月30日 06:17