映画「ゲンスブールと女たち」の感想
セルジュ・ゲンスブールの作品とその生涯にまつわる逸話ほど人生に影響を与えたものはないと思うのですが、そんな彼の伝記的映画が公開されているので観てきました。
まずはゲンスブール役ふくめ、とにかく出てくる役者たちが本人に似せようという気合いの入ったひとたちばかりで良いですね。脱帽します。ジェーン・バーキン役の女優さんなんて顔は似てないのにだんだん本人に見えてくる。
ブリジット・バルドーの初登場シーンは笑劇的。笑いが止まりません。でもスター性のあるひとってこうだな。
そんで全員がタバコ吸いまくりなのがまたいい。ゲンスブールといえば「女」だけでなくジタン。テレビ収録中でもステージの上でも吸いまくる姿はこれまでの記録映像でも何度も目にしてますが、やっぱりこのひとはタバコと切っても切りはなせないんだなと思います。
で、劇場をでてまずしたことといえば、タバコ屋に行ってタバコ買うこと。僕はチェーンスモーカーだけど極度の嫌煙家。でも、この映画を見終わったあとは嫌煙なんてクソくらえだと思いました。嫌煙なんて何も素晴らしいものは生まんよマジで。
女という切り口での作品ですから他の部分が薄くなってるのは否めませんが、それ以外でどの視点で伝記映画にするのかというと何もないと思うので、これで良かったんだと思います。
あと余談ですが、家に帰ってきていろいろと気になることを調べてたんですが、遺作「スタンザフラッシャー」に主演していたエロディ・ブシェーズはなんとダフトパンクのトーマと結婚してるんですね。知らなかったけど、まあ色々と納得できます。(エロディ・ブシェーズ — Wikipedia)
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2011年6月 7日 00:04