電車とアナログシンセ、電車と電子音楽はやっぱり相性がいい。
電車にまつわる様々なシーンを想像しながら「電車トライブ」という曲をつくってみました。
ご覧の通りアナログシンセサイザー「KORG monotribe」一台だけで演奏してます(どういう機材かはKORG monotribe コルグ・モノトライブ開梱の儀をご覧ください)。これがホント、電車に合うんですよ。
アナログシンセといえばピューンとかビューンとかいう音はお手のもの。微妙な音程調整やカットオフフィルターなどは電車が走ってくるドップラー効果に似たものを感じますし、ノイズはもうレールの上を走る音そのものですよね。
電車のなかにはドレミファ電車と呼ばれるものがあり、京急の快特列車のインバーター音がドレミファ音階を鳴らします(いま台数が少ないらしい)。それを知ったのはむかし向谷実さんがテレビ番組中にて、その音を録り鉄して曲作りしてたからです。カシオペアの鍵盤担当が「電車でGO!」を作った人なわけですから、そりゃやっぱりシンセと電車の相性が悪いわけがない。
これも度々挙げますけども、新幹線の車内で新幹線をイメージしながら作った曲を新幹線に乗りつつ演奏するというミュージックビデオとか。
新幹線の走行に微シンクロでKORG DS-10を演奏してみた
シンセではないけども、車窓からの風景動画をGarage Bandに読み込んで、シンクロした音楽を付けていく「ケミカる」という遊びも。
ケミカる(俺ケミカルブラザーズ)
元ネタはもちろん天才ミシェルゴンドリーによるケミブラ「Star Guitar」のPVより。これ嫌いなひとはいないよね。何度観ても気持ちいい
あとKRAFTWERKの名作「ヨーロッパ特急」も忘れてはなりません。ノイズ成分多めのハイハットはまさにシュッポシュッポな線路のきしむ音。
だから何だ?と門外漢から言われそうですが、とにかく電子音楽は電車と合うということです。分かってる人だけ頷いておいてください。
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2011年6月 9日 20:05