ZenKitchen(ゼン・キッチン)にてベジタリアン向けと言われなければ気づかない、美味しすぎる創作料理
『なんか漢字の看板多いね』
『ここ中華街ですから!』
という素ボケをかましてしまいました(笑)その中華街の門の手前にあるのが、今回訪問したZen Kitchen(ゼン・キッチン)というお店です。
まずはKICHESIPPI(キチェシッピ)というブリュワーのビールで乾杯。
苦みがやや多めですがシャープで飲みやすいビールです。
そして前菜のイチゴちゃん。
これがなかなかゴイス!いちごペーストにセロリか何かも入ってるのかな?それと胡椒などのスパイス。甘くてピリリだから、胃まで素直に流れつつ、食欲を活性化させてくれます。
これぜんぶ野菜だよ。
お肉の唐揚げではないよ。焼き鳥でもないよ。キノコ類を工夫したり、お肉みたいな食感に仕上げてるの。他にもメンチカツ!と言いたいほどの揚げ物だったり、工夫があらゆるところに見えます。
なぜそうまでして野菜のみで作るのかといえば、ヴィーガン(完全菜食主義者)でも食べられる料理を出しているからなのです。つまり乳製品も卵も使わないんだよ!でも、そんなの言われなきゃ気付かないほどごく自然に「肉を食べてる」ように錯覚する料理も。
メインは印度風のカレーでした。
カレーは野菜のみでも成立するから、こういうお店にも向いていますね。
極めつけはデザート。
卵も乳製品もなくてどうやってこのケーキ作るんだか分からないけど、まったく違和感がない。なにこれ魔法?とても美味しいです。
オーナーシェフは日系のキャロライン石井さん。彼女自身はヴィーガンではなく「何でも食べます」とのこと。それを聞いて妙に納得。
ちゃんと色んな料理を食べて知ってるからこそ、いかにも肉料理らしい食感と味をもった野菜料理が出てくるわけです。
僕みたいなベジタリアンではない者でも、このお店であれば「肉食いたいんだけどー!」と不満を持つことなく訪れることができますね。もしもオタワのチャイナタウンに行くことがあったら、ぜひZen Kitchen(ゼン・キッチン)に立ち寄ってみてください。
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2011年6月30日 20:38