動画の圧縮が激速になる turbo.264 HD
かれこれ一年くらい使ってるような気がしますけども、動画の圧縮を日常的にやってる身としてはこれほど嬉しいものはありません。
「turbo.264 HD」USBハードウェアビデオエンコーダー
USBポートに挿して、付属の専用エンコーダーソフトで圧縮するだけ。あれよあれよという間にMPEG-4 AVC(H.264)の動画が生成されてしまいます。iMovieやQuickTimeからの書き出し速度とは雲泥の差!
上の動画でエンコーダーソフトの画面が一瞬だけ出て来ますけども 40fps の速度が出てますね。書き出してる動画は 29.97fps ですので実時間以上の成果です。ちなみに720pの解像度で書き出してます。製品名に「HD」と付いてるだけあって、頼りになる働きぶりですね。
モバイル利用ではメリット倍増。
なにしろ速いうえにCPU負荷もないのですから、バッテリー消費が抑えられます。これを買うまでは動画1本エンコードしたらバッテリーほとんど使い尽くして、本日の営業終了みたいになってしまってたんです(笑)こんなノマドワークは流石にツラい。
家では3GhzクラスのCPUでエンコードしてるものですから、なおさらモバイルマシンでは遅く感じます。
しかしこの turbo.264 HD を導入してからはサクサクっと、そしてCPU負荷なくエンコードできますので、ビデオ圧縮時のバッテリー消費量もあまり気にしなくなりました。怒濤のカナダ取材旅行で次々ビデオをアップできたのも、実はこの turbo.264 HD があってこそなのです。
それから、
僕はいまAVCHDのカメラを持ってないのでまだ試せてないですが、AVCHDカメラで記録したデータにお困りの方も、turbo.264 HDがとても力になってくれるようですよ。
あと、QuickTime APIのなかにもメニューとして現れますので、iMovieやGarageBandの共有メニューなどからも利用できます。
※ H.264の圧縮を激速にする製品ですので、トランジションやテロップのレンダリングはいつも通りMacのCPUがやることですよ。くれぐれもご注意ください。
エンコードした動画の品質についてですが、同じビットレートでのエンコードなら、これはQuickTimeの書き出し機能のほうが綺麗に思います。ただしturbo.264 HDでもビットレートを上げてやれば綺麗にはなります。要調整ということですね。
つまり時間と質とのトレードオフ。ただしiPodだのYouTubeだので見る用途がほとんどだと思いますから、大した差にはならない気もします。それよりはタイム・イズ・マネーですよね。この驚速ぶりには代え難い。
ということで、H.264のエンコード時間が待ちきれないという皆さんはぜひ購入してハッピーになってください。
「turbo.264 HD」USBハードウェアビデオエンコーダー
「turbo.264 HD」USBハードウェアビデオエンコーダー
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2011年8月 4日 07:02