iPhoneとも戦えるカメラ、ナノ一眼 PENTAX Q を購入しました
ちいさいことは良いことです。
先日、ちょっとした出張に行くことになりました。そこでバックパックに着替えやら必要な道具やらを詰め込んだら、一眼レフを入れるスペースがまったくない!!
撮影仕事ではないので持っていく必要もないのですが、でも旅先で見つけたものをいいカメラで撮影したいじゃないですか、ね?そうでしょ?
その出張のときは泣く泣く(かろうじてバッグに入るサイズだった)Xactiを持って行ったのですが、こりゃあどげんかせんといかんと思いました。奇しくも世界最小ナノ一眼 PENTAX Q がもうすぐ発売という時期。体験会に行ってから買うかどうしようか迷っていましたが、帰宅してからすぐに予約注文しました。
というわけで、おなじみファーストインプレッション動画です。
ああ、Xactiの入るスペースで一眼が持ち歩けてしまうのですね!感動!
使ったレンズは付属の標準レンズ「01スタンダードプライム」F1.9
皆さんボケ味が気になると思うのですが、ポケットに入る一眼でこんだけ撮れりゃあ無問題ですわ。
等倍の画像だとちゃんとセミのすね毛の一本一本まで描写されてますぞ!
デフォルト4:3の縦横比ですが、3:2および16:9にも切り換えできます(上下トリムですね)。
はっきり言ってこれはiPhone 4以来の衝撃。これまでどんなカメラさわってみてもiPhone 4ほど日常生活にぴったりフィットするものは無かったです。そりゃiPhoneはケータイですから当たり前ですよね、いつも肌身離さずなんだもん。
つまり「持って行く?持って行かない?」という迷いなくiPhoneは持って行くに決まってるんです。ところが他のカメラだとそうはいかない。まじめに作品に取り組むならまだしも、ツイッターやフェースブックやブログに投稿するだけであれば「iPhoneのカメラでいいじゃん」と思ってしまいます。
いつのまにかデジカメという分野は、そうやってiPhoneとそれ以外に分かれていて、そこには大きな大きな溝があったんですね。このPENTAX Qはそれを打破できそうな初めての製品ではないかと感じました。一眼と呼べる最低限のことはクリアしつつiPhoneと戦えるカメラですね。そしてEye-Fi X2と併用することで、iPhoneの良き友にもなるカメラです。
作品めいたものを撮りたいときはちゃんとした一眼レフを使えばいいんです。でも写真付きツイートのカメラには是非これとEye-Fiを使いたい。ソーシャルメディア最適化された機動性と描写。ライバルはiPhoneという一眼。
上の動画で私が使っているストラップはコンデジ用のハンドストラップです。製品にはショルダーストラップが付属してますが、このカメラには仰々しくも思えたので、あえてハンドストラップを装着してみました。そんなこともできる一眼なのです。
小さいながらもちゃんとした作りで、ミニチュア好きの萌え要素もバツグン。スケールモデルや実機フィギュアを愛でる感覚にも似て、好きにならずにはいられないカメラでした。レンズはすべて購入したので、また近いうちにレビューしますね。
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2011年9月 6日 06:12