すばらしき超望遠レンズから見た世界
下の写真のなかにカワセミがいるんですけども見えますでしょうか?
上の画像はiPhone 5にて撮影しました。そのiPhone 5のデジタルズーム機能をもってしても、やはりカワセミの写真だとは気付きにくいほどの大きさ。
さて、以前YouTubeにこんな動画をアップしたところ、この長すぎるレンズについてコメントが殺到しました。
意外に超望遠レンズというのは知られていないのでしょうかね。鳥撮りのヲタがいるところには長玉ありです。こないだ荻窪圭さんが「おじさんが大砲かまえて集まってるところ」を探せばいいのでカワセミは見つけやすいと仰ってました(笑)
さて、今日はその超望遠レンズでのぞき見た世界をお見せしようと思います。
ご紹介したレンズはシグマの「SIGMA APO 150-500mm F5-6.3 DG OS HSM」であります。APS-Cセンサーなら最大800mmであります。
上の動画ではさらに、焦点距離が二倍になるテレコンバーター「SIGMA APO TELE CONVERTER 2X EX DG」を装着しました。
さて、動画中ではおもに焦点距離と被写体のサイズにしか言及してなかったので「シグマ 150-500mm F5-6.3」という製品について少し触れておきましょう。
まずこれだけの望遠ですから手ブレ補正は気になるでしょう?500mmであっても、シグマのOS(オプティカル・スタビライザー)はバチッと決まって気持よいです。AF(オートフォーカス)は静物ならバッチリ。はなから飛んでるカワセミは諦めてるのでどうでも良いですが、戦闘機の飛行展示などはまずまずといった感じ(その前に手持ちはつらい重量ですがw)。
テレコンを付けるとAFは効かなくなりますし、開放F値もグッと暗くなります(いくつだっけな?忘れてもうたw)が、そのぶんお月さんなどを撮るにはちょうど良い大きさになってくれますね。
あと、レンズのほうにはショルダーストラップ付きの専用ケースが付属しており、嬉しい人には嬉しいかも。でも僕はテレコンもボディも装着したまま運搬したいので大きなバッグ買いましたけどね(それについては後述)。
比較したレンズは、一本で広角から超望遠までカバーするタムロン B008「18-270mm」15倍ズームという「これ一本あれば大抵の旅行や取材は大丈夫」な万能ズームでありますが、それでも超望遠域にはやや不足を感じます。
以下に、動画中で使用した画像を並べてみますので、ゆっくり比較してみてください。まずは換算432mmから。
最後は2倍のテレコンをつけて換算1600mmです。先の800mmから体長がほぼ2倍になっていますね。
上の動画には登場してませんが、iPhone 4にて公園の向こう側にそびえ立つビルを撮影してみました。といってもビルにスポットをあてているようには到底見えないですね。
これが1600mmともなると同じ場所から見た光景とは思えないほどになってしまいます。なんというディテール!
撮影日がそれぞれ違うのでコンディションも違いますが、大きさについてはお分かりいただけたかと思います。
この超望遠を支えるのはゴリラポッドSLR-ZOOMであります。ゴリラポッドとはいえ心強い猛者です。
ちなみにカメラバッグ選びにはかなり困りました。なにしろこんな長玉が収納できるものって少ない。しかも私はアウトドアでレンズ装着など絶対にしたくないですので、カメラボディとレンズとエクステぜんぶ装着した長さで考えたら、このフリップサイド400AWになりました。これも高機能バッグなので、いずれレビューを掲載したいと思います。
ロープロ フリップサイド 400 AW ブラック 352713
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2012年11月29日 09:42