NHKデジスタ番組終了、デジスタ同窓会に行ってきました
デジスタといえばNHKデジスタルスタジアムとして始まった、デジタルアーティストの紹介番組。毎回、著名キュレーターさんによるセレクションを何点か紹介しており、観ているだけでも刺激をうける番組でした。
というわけで、本パーティーでも著名アーティストさんや、今では有名人になられた方々も多数いらしてました。
明和電機の土佐社長に「あれ、ジェットさん今日は何つながりで?」と言われてしまいましたが、いえいえ恥ずかしながら私もじつはこの番組のセレクションに選んでいただいた一人でして。
宇田さんはウダー持って会場で演奏してらっしゃいましたし、アキラボーイ君はこの日は九州で営業なので来られないとか。すっかりみなさん大活躍してますね。
最近ではYouTubeとかニコニコ動画での自己PRがあたりまえになってますし、そこで人気を得る人も多くなっていますよね。そう考えるとデジスタのような番組は、役目を終えたといえるのかもしれません。
ただ、会場にて何人かの方々と意見が一致したのは、いきなり大衆にパッとうけてしまうことはちょっと違うという点です。
キュレーターなり審査員なりの眼鏡にかなうということが実は大切だったりします。悪く言うとそれは目の上のたんこぶですので、避けて通るならYouTubeやニコ動という選択肢も悪くない。
でも、そうではなくて、審美眼のものすごく高い人たちに認めてもらえるということもまた価値あることです。そしてデジスタ終了というのは、そういう機会がひとつ減ったということです。
あんまり言うと、芸術と貴族みたいな時代逆行になってしまいますが、Web 2.0 のような大革命で失いつつある大切な部分でもあると感じてます。集合知を期待していたら衆愚だったというような話も多々聞く今だからこそ、あらためてそういったことについて考えずにはいられません。
そして梅田望夫「ウェブ進化論」などを想い出しつつ、それでも我々は前に進んでいくしかないのだなと。
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2012年3月20日 22:06