なぜ今「古事記」なのか? 竹田恒泰先生の講義を聞いてきた
昨晩開催されたイベント「古事記ワールドカフェ」にお誘いいただきまして、なんだかよく分からないままに行ってまいりました。
講義していただいたのは竹田恒泰先生。元皇族・竹田宮家であり慶応義塾大学講師にして、古事記の現代語訳も出版されております。
現代語古事記: 決定版
とても危機感を抱いたのは、英国の歴史学者の言葉
「12、13歳までに民族の神話を学ばなかった民族は例外なく滅んでいる」
これ、前にツイッターかタンブラーか何かで流れてきたような気がします。知ってました。
しかし改めて講義を聞いてみると、日本危ないなと。
この言葉の持つ意味がようやく分かってきました。
あなた日本史の授業でどれくらい古事記の内容について学びました?
私は、教科書の最初のほうのページに、草薙の剣をもつ日本武尊のイラストがあったのを覚えています。けども、タイムライン暗記型の歴史教育では、縄文〜弥生〜聖徳太子〜大化の改新みたいな感じになっちゃいますよね。
じつは古事記についてろくに知らない…
竹田先生の講義(ダイジェストじゃないもの)も公開させてもらえましたので、これは皆さんぜひごらんください。分かりやすいうえに面白い。目から鱗も落ちますよ。
なぜいま「古事記」なのか、なんとなくお分かりいただけたんではないでしょうか。
最初に書かれた日本語の本ですから、1300年にわたり我々が知るいろんなもののモチーフにもなってるわけですね。そして「天皇」についての原点も古事記になると。来年が古事記の成立から1300年ということで、いろいろと盛り上がりを見せつつあるそうです。
で、私は竹田先生の現代語訳を購入しましたが、同イベントにいらしてた皇室関係の番組ディレクターさんは、漫画で学ぶのもお薦めだと仰ってましたよ。
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2012年3月31日 18:48