動く仏像、リボルテックタケヤ 阿修羅
仏の世界では、スペースオペラばりに光線が飛び交う、超時空戦争が繰り広げられているらしいのです。
昔読んだ雑誌にそう書いてありました。以来、そのビジュアルをどれほど妄想したことか。リボルテックタケヤは、そんな仏教マンダラ宇宙のスペースオペラを体現した製品ではないかと感じます。皆さんがやルークのフィギュアを飾っているのと何ら変わりないと思うのです。
スペースオペラですから、仏ごとに設定や逸話はありまして、今日ご紹介する阿修羅ははじめ悪神だったそうです。その後、仏教の守護神となったそうであります。ならばこの形相も納得できるというものです。
それでは開梱動画をご覧くださいませ。
阿修羅といえば、
最近では奈良・興福寺の優しい顔の阿修羅がメジャーなのでしょうが、私らの世代でいうとウルトラマンレオに出て来たアシュランを思い浮かべて何やらトラウマばりの恐怖を思い出すこともあります。そんな複雑な想いも秘めつつです。
さて写真をご覧ください。背景がごちゃごちゃして見にくいですが、それは許してください。まずは正面から。
基本は仏像という、あまり動くことを考慮されていないモチーフですから、いくらリボルテックといえども、やはりバルキリーなんかと比較すると可動範囲が限定的になるのは否めません。しかも腕6本ですから干渉しがちです。
ですので、(動かない)仏像として飾る前提で、ちょっとしたポーズの変化を楽しんでみるといった形が正しいように思えます。
と言っても、このくらいのポージングは可能です。
仏たちの世界で繰り広げられるスペクタクルを思い浮かべつつ飾ってみるのも良いですね。
リボルテックをご存知の方ならお分かりかと思いますが、塗装ムラやところどころ差し込みがユルいなどが無いわけではないです。しかし、そんなことを気にしてはいけないのがリボルテック道です。
ましてタケヤシリーズは仏像でありますから、ガシガシ動かして楽しむフィギュアとしてではなく、あくまでも動かすことのできる仏像として愛でるのが正しいように思いました。
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2012年4月 3日 06:45