日本人なら見てみて、これが「さざれ石」だ
国歌「君が代」にも歌われる「さざれ石」とはこういう石なのです。
京都御所の向かい、和気清麻呂公が祀られている護王神社に、日本一のさざれ石というのが置かれておりました。
「さざれ石の巌となりて 苔のむすまで」と歌われる通り、大きな岩に育って苔がむしておりますね。
普通は、岩石が砕けて砂になってゆくわけですが、さざれ石は逆に大きく育っていくんです。「さざれ石 — Wikipedia」によりますと、
さざれ石(細石、さざれいし)は、もともと小さな石の意味であるが、長い年月をかけて小石の欠片の隙間を炭酸カルシウム(CaCO3)や水酸化鉄が埋めることによって、1つの大きな岩の塊に変化したものも指す。学術的には「石灰質角礫岩」などとよばれる。石灰岩が雨水で溶解して生じた、粘着力の強い乳状液が少しずつ小石を凝結していき、石灰質の作用によってコンクリート状に固まってできる。
だそうで、ビジュアル的には想像しにくいですが、とにかく長い年月がかかりそうなことだけは分かります。小さな石たちと、その接着の役目をする石灰質とで出来てるんですね。
この護王神社のさざれ石というのは日本一とのことで、ここまで育つまでにそれこそ悠久の年月を要したことでしょうね。
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2012年4月21日 08:26