デジイチ動画に最適なFOSTEX DC-R302 ポータブルレコーダー
デジタル一眼レフによる動画撮影はとても革命的でしたが、やはり写真が主用途だけにいくつかの課題点はありました。
そのひとつが音声まわりの貧弱さです。
それも、こういった製品の登場で次第に解消されていくのかもしれません。フォステクスさんのご厚意により、デジイチがマウントできるポータブルレコーダ「DC-R302」をレビューできることになりました。
本機の特徴はなんといっても左側面にXLR入力(キャノン)が3個装備されていること。ファンタム電源とリミッター搭載。
最近ではテレビ局と一緒にWebメディアの方々も記者会見等に同席する姿が見られますが、やはりWebの方はどちらかというと軽装の方が少なくない。ムービーカメラは民生機だったり、写真も兼ねてのデジイチだったり。
ところが、会場で用意されてる音声はキャノンだったりするんで、あまりの軽装だと苦汁を飲まされることに。Webメディアならではのフットワーク感とキャノンケーブルってどうにもマッチしないんですよね。
というわけで、この「FOSTEX DC-R302」はどうかと。
▼FOSTEX DC-R302 デジイチ動画にも最適な高性能レコーダー XLR for DSLR movie
メーカー公式ページは以下のURL
▼http://www.fostex.jp/products/DC-R302
記録メディアはSDHCカード。
WAV形式のファイル生成。
単三乾電池4本もしくは別売電源アダプターにて駆動。
RCAラインアウトの他に、カメラ側のマイクインプットへ送るためのミニジャックも用意されているので、レコーダーとしてだけでなく簡易ミキサーとしても利用できますね。
赤外線リモコンの発信については、おもなキヤノンEOS製品に対応していますが、EOS側の受光部の形状的には5D Mark2のみが素のままで対応。その他の機種は手などで反射させてやることで、レコーダーとカメラの同時スタートができます。
で、上の動画の段階ではそれをまだ試せていなかったのですが、どうも私んちのEOS 60Dで試してみたところ、単純にファイルの頭で完全な同期というのは無理っぽいですね。なぜなら、カメラ側の録画スタートが時間かかっちゃうから。
というわけで、録音開始トーンおよび録音終了トーンという機能を使ってポスプロで同期させることになります。録音の開始時(および終了時に)トーン(1kHz)を 0 .1 秒間隔で 2 回 発生するという仕様になっております。
今現在、まだ私もちょこっと試してみただけの段階ですが、いつものデジイチの貧弱なモノラル音声が、非圧縮のステレオになるというだけでも感動モノであります。デジイチ動画の良さがさらにアップしますね。
継続して使っていきますんで、また次回にご期待ください。
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投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2012年5月 8日 19:30