金環日食を1600mmの超望遠で撮影するとこうなる
今朝の金環日食、天気予報を裏切って東京は天候に恵まれ、無事みなさんも観察できたことと思います。
もちろん私もいくつかのカメラと日食グラスを持って出かけました。なかでも1600mmもの超望遠にて撮影した写真と動画がありますので、ここでお見せしたいと思います。とりあえずその超望遠レンズについては、以下のような組合せになっております。
シグマの超望遠150-500mm
さらにテレコン2倍を装着して1000mm
APS-Cのカメラですので35mm換算で1600mmの超々望遠
カメラはEOS 60Dであります。これはバリアングル液晶なので、星撮りなんかでも重宝します。おかげでバリアングル非搭載の上位機種たちを買う気がまったく起きないですね。(なぜ付けてくれないんだ?)
86ミリ → 77ミリ ステップダウンリングにて「ケンコー MC-ND400 PRO」を装着。(超望遠なのでケラレない)
それでは、実際に撮影した動画をご覧いただきましょう。
いかがでしたでしょうか?
動画と混在して、連写撮影した静止画も含まれております。画面から大きくはみ出しているものがそうです。静止画のほうが大きく撮影できますので、それをトリミングして使用した形です。連写でも秒数コマ撮れますから、こうして早回し的に使うなら、動画機能の代わりになりますよね。
ほかPENTAX Q 二台、そしてiPhone 4Sによるタイムラプス撮影(インターバル撮影)も交えております。BGMはおなじみiPhoneアプリの「KORG iKaossilator」でございます。
さて次に静止画のほうでございます。
以下はペンタックスQにて撮影。標準ズームレンズの広角端なので、だいたい換算24mmくらいになるんでしょうかね?それでもはっきり金環が見えております。
ちなみに等倍で切り出すとこんなとんでもない事になります(笑)
フレームに太陽や月全体をおさめるにはちょうど良い倍率だと思います。
ここまで来ると、太陽や月の速度がめちゃくちゃ速いので、何か演出意図でも無い限りはこの辺の望遠が上限ではないかと思います。
それにしてもググッと絞りますね。ND400付けててもそんなもんです。雲がかかってきたおかげで助かりましたけどね。
最後にこちら。
ツイートするためにデジカメの液晶をiPhoneにて撮影したのですが、自分自身の姿が映り込んでしまいました。しかも貞子みたいな目で(笑)
逆にそれも面白いかと「リング」と書いてアップロードしてみました。貞子のリングと金環のリングをかけてます。リングにかけてるといっても車田正美の方ではありません。くれぐれも。
お時間ありましたら昨年の月食などもあわせてご覧下さいませ。
▼皆既月食をタイムラプス撮影してきたよ。
▼蝉の羽化シーンを逆光シルエットでタイムラプス動画にしてみた
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2012年5月21日 21:22