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音楽アルバムってアプリにしちゃダメなの?

電子書籍はあんなに沢山アプリが濫造されたのに、なんで音楽CDはライナーノーツとかジャケとか特典映像とか含めてSNS連携したアプリ作らないの?

ふくりゅうさんがまた面白い記事書いてました。
第20回:提案!「CD=SNSコミュニティ化」っていかがですか? | DrillSpin (ドリルスピン)

かつてダフト・パンクが2001年にアルバム『Discovery』リリース時に、CDに会員証を付けて、追加WEBサービスとして『ダフトクラブ』をやってましたね。あれに近い試みかもしれません。でも、いまはリスナー同士がFacebookという顔の見える共有アカウントを持ってますし、たとえばFacebookとコラボすることによってシステム構築にしても、当時よりも予算をかけることなく手軽に、そして画期的な面白い試みが出来そうです(Facebookグループを活用するイメージ)。

記事の流れ的にはどうCDを売るかという発想ですが、それだと最終的にはAKB48の投票権付きというのが行き着くところになるんじゃないかと。

だったらアルバムまるごとにSNS連携つけて、アプリにしたら良いんじゃないでしょうか?(件のダフトクラブだって専用アプリで曲を聴くというものだったし)

収録曲が再生できるだけでなく、ジャケット写真、歌詞カード、ライナーノーツ、ミュージックビデオなどなど含めて、ひとつのアプリにしてしまえないのかな?それにtwitterとかfacebook連携を付ければとても面白いと思うんですよね。

iPhone用のアプリとしてやるなら iTunes Storeなどとの軋轢はありそうですけども、うまいやり方はあるような気がするんですよね。結局 iTunes Storeにもお金落ちれば良いんでしょう?

または別のものとしてパッケージしたら良さそうですよね。

アルバム収録曲まるごと入った音ゲーとか(笑)

アルバム収録曲まるごと入った電子書籍とか(笑)

アルバム収録曲まるごと入ったDJミキサーとか(笑)

アルバム収録曲がBGMとして挿入されるカメラアプリとか(笑)

音ゲーだったらクリアするまで何度も耳にこびりつくまで聴くわけで、そしたらやっぱり曲はまた別に買いたくなったりするかもしれない。またはアプリの価格にアルバムぶん上乗せして、曲だけ聴くモードを付けてあげてもいいじゃないですか。

電子書籍としてはですね、ビートルズのイエローサブマリンなんか良い例ですよね。電子書籍ブームに乗じてあれを電子化して無料配布。ちゃっかり iTunes Store に飛ばすんですよね最終的には。
▼関連記事:君はまだ「Yellow Submarine(イエローサブマリン)」電子書籍をダウンロードしてないのか!?

むかしデヴィッド・ボウイのアルバムでわけのわからない自作サイバーパンク小説冊子が付属してたのありましたけども、そういう風に何かのサントラとしても良いわけですよ。「これはインタラクティブコンテンツですよー!」というアプリに見えるのに、しっかりアルバムの全曲を入手できると。これも、曲だけ聴くモードを付けてあげてもいいじゃないですか。

DJミキサーは、ミキサーというかDJやるためのアプリたくさんありますけども、もっとにわかDJ向けのものにアルバム曲ぜんぶ詰め込んで、ちょっとしたエフェクトとかちょっとした効果音入りのサンプラーなんかあると良いわけですよ。そういうのでミックスしたものをSNS連携して遊べば、広がり出ますよね。当然、曲だけ聴くモードを付けてあげてもいいじゃないですか。

あとですね、演奏してみたとか歌ってみたの文化に浸かってるとですね、

最後まで聴いてくれてありがとう

なんですよね。
基本姿勢がそこにあります。

まちがっても熱気バサラみたいに

俺の歌を聴け

ではありません。

そう考えると、CD買ったら特典つくっていうのは少し殿様的で今のリスナーの空気とはズレてきてるわけです。で、今どういう感覚でやるのが良いかちょっと考えてみたんですが、

全曲聴いてくれたら特典プレゼント

これですよこれ(笑)
アプリだったらできそうじゃないですか。さらに n回聴いてくれたらまた何か特典が増えるようなのが良いかもしれないですね。そうするとユーザ情報をナイショで送信せずとも、どれだけ聴かれているのか分かるというもの。

要はね、前にふくりゅうさんと会ったときに見せてもらったMP3入りの缶バッジですよ。それをアプリ化したら、聴くだけじゃなくてそういう色んな事ができてしまうなって。
▼関連記事:ウォークマン〜iPodに続く、音楽プレイヤー第3のイノベーション☆ 〜買って直ぐに聴ける『缶バッジアルバム』に期待!〜

そういえばガレージバンドテニスが何かプロモーションに使えないかとふくりゅうさんと話してたこともあったわけですが、昔あったこんな事件を思い出しました。
GarageBandのデータで楽曲を無償リリース!? ナインインチネイルズ

どのアーティストでも向いてるわけではないですが、DAWのシーケンスで楽曲をリリースするというのも面白いんじゃないでしょうか。購入者がリミックスしてアップロードするなども許容するということですけどね。

実際はKORGなんて既に実行しちゃった感がありまして、Gorillazの楽曲を楽器アプリに詰め込んでしまいましたよね。
KORG iELECTRIBE Gorillaz Edition — KORG INC.
KORG iELECTRIBE Gorillaz Edition — KORG INC.

上のKORGのアプリは演奏動画を投稿したりはできないんですが(そういう著作権のアレではないのです)、投稿すること前提で制作するアーティストがいても良いと思うんですよね。

ボカロ曲のCDが売れるのは作る段階から参加型だからと、どっかでそんな感じのことを読んだ記憶がありますけども、じゃあSNS連携といわず積極的に作るほうに参加してもらえば良いんじゃないかと思うんですよね。上手なリミックスとかPVはパッケージして発売すること前提でやってみるとかね。

CheebowさんなんてCDも出してるミュージシャンにして名うてのプログラマにしてアルファブロガーですから、所謂セルフなんたらのアレコレがひとりで出来てしまうわけで、世の中そんなアーティストばかりになったらレコード会社つぶれますよ多分。



投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2012年5月29日 09:38

ジェット☆ダイスケ

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