Intensity Extreme にてビデオキャプチャに挑戦 発動編
魔法の小箱 Intensity Extreme
アルミ筐体がMac本体ともよく似合うんですよね。
さて、iPadのミラーリング画面を録画するために購入した Intensity Extremeでありますが、付属ユーティリティ「Media Express」が前回ちゃんと表示されずに QuickTime X にてキャプチャするという事態に。なぜ?
今回はその解決編であります。
蛇足ながら、ここまでのあらすじは以下の通り
- iPad や iPhone 4S の画面操作をビデオキャプチャーする方法を考えてみる
- Apple Digital AVアダプタで、iPhone 4S や iPad の画面をミラーリング
- Intensity Extreme にてビデオキャプチャに挑戦 接触編
まずは復習として、以下に前回の動画を貼っておきますので、未見の方はまずこちらからご覧ください。
このあと、サポートに電話しまして、ごくごく単純な理由で表示されていなかったことが判明いたしました。でも、意外にこの落とし穴にハマってる方もいるかもしれません。次の動画をご覧くださいませ。
はい
ご理解いただけましたでしょうか?
意外や意外
HDMI出力する側のビデオフォーマットにあわせて、付属ユーティリティの「Media Express」側でもビデオフォーマットをあらかじめ設定しておかねばならないのですね。そんなの自動でやっといてよもう!って感じではありますが、そういう仕様なら仕方ない。
メニューから「Preference」を表示して「Project Video Format」を設定します。例えば上の動画の通り、iPadからの入力は 1080p 30fps でありました。
ビデオカメラなんかだとHDMI出力するビデオフォーマットを変更できたりしますから、それにあわせてください。ただし、ドロップフレームとノンドロップフレームでまた違いますから、そこは試してみないとどっちか分からないこともあり面倒です。たとえば 29.97fps なのか 30fps なのかってことね。
出力、入力の双方がおなじ設定になって初めてMacの画面にも表示されます。以下の画像は、実際に「Media Express」へ表示してみたところです。
あと ハングアウトだとか Ustream だとかにも利用できちゃうんですよね。設備がややこしくなってしまいますけども、これは有用であります。
(Ustream Producer は無料版を使用してるので、HD配信まで可能かどうかは検証してません)
あと、Macからモニターへの出力というのも Intensity Extreme であれば可能ですね。After Effects であるとか Photoshop であるとか、映像素材をマスモニやテレビで確認することができます。
と、まあ何とも単純な理由で四苦八苦してたわけですが、つながってみれば後は簡単。いろんなことに利用できてしまいます。
しかし私の当初の目的としては、iPadまたはiPhoneをミラーリングして、楽器アプリの演奏を収録するということでした。そのためには、前回記事でもお伝えしたとおりこの Intensity Extreme の音声を食ってしまう仕様はたいへん面倒くさい。なにしろモニタースピーカーが要る。
それだけであれば、下位モデルの Intensity Shuttle というのに最近Thunderboltモデルが加わったので、そちらでも良かったかなと。いや、確実にそちらの方が良かったんではないかと思えて仕方ないのです… なにしろあのややこしいケーブル無しで、ラインアウト端子が本体にビルトインされてますので… うぅ…
今回 Mac 以外に使用したのは以下のものです。
下位モデルの Intensity Shuttle というのは以下になります。
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2012年6月 7日 04:29