ジョブズ退任とAVCHDに完全対応したMacは何か関係あるのでしょうか
ビデオカメラの記録方式としてAVCHDが一般的になって早数年たちます。
しかしビデオ編集の分野においては「扱いにくい」と言うまでもないほど扱いにくい代物でありました。
ところがここに来て、先日のiPhotoアップデートにより、あまりにもお気楽にMacでAVCHDが扱えるようになってしまいました。
方法は簡単、まずはカメラもしくはSDカードなどをMacにマウント
そしてAVCHDフォルダをiPhotoにドラッグ&ドロップしてやるだけなのです。また、一度カメラを認識してしまえば、次からはiPhotoを起動したとき自動で、iPhotoにマウントしています。
ちなみに iMovieを使用するときのようなトランスコーディングはありません。以前に紹介したMacでもAVCHDビデオを扱える神ツール「Media Converter」と同様、単なるリラップであります。
※ 注意:今のところ60p撮影のデータには対応しておりません。iPhotoの読込みリストにすらサムネを表示してくれないので、これは要注意であります。「AVCHD Ver. 2.0」には未対応ということでしょうか?「AVCHD 3D」の方はどうなんでしょうね、3Dカメラお持ちのかた検証お願いします。
とりあえず前出の「Media Converter」(フリーウェア)を併用することで無問題ではありますけどね。
さてさて、そんなフリーウェアでもAVCHDのリラップに対応していたというのに、さらにはパナソニックが顧客に向けて独自にMac用のツール(QuickTimeで再生できるプラグイン)を配布していたというのに、当のAppleの対応はあまりにも遅すぎたように思いませんか。
このAVCHDという規格は、ブルーレイと相性がよろしいフォーマットとして(ていうかブルーレイの規格の応用)作られたものです。
そしてスティーブ・ジョブズのブルーレイ嫌いは過去に何度か取り沙汰されてたかと思います。
そのジョブズの退任すこし前あたりで、まずは Final Cut Pro X から AVCHDネイティブ対応(「Windows Live ムービー メーカー」に一年遅れをとっております)。そしていよいよこの度の大幅アップデートで iPhoto ライブラリにも読み込めるようになりました。
ひょっとしてジョブズがAVCHD対応を嫌ってた?
タイミング的にはそんな風にも勘ぐってしまいたくなりますね。つまりこの延長線上には、Macもいよいよ純正Blu-Rayドライブの登場か?という期待があります。いや、そのまえに光学ドライブ搭載のMacが無くなるんだろうけどね(笑)
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2012年6月19日 23:15