α7R 動画撮影の手ブレ補正テスト 大揺れの船上から
近頃は「空間光学手ブレ補正」一択だと鼻息を荒くしていましたが、案外そうでもないのかもしれません。
巌流島から下関に渡る船の二階デッキから α7R にて動画撮影してみました。
SONY デジタル一眼カメラ α7R ボディ ILCE-7R/B
これ、大揺れの小型船の二階デッキなのですよ。
映像を見るとまったくそう感じなかったかもしれませんが、波をかぶるほどの勢いでブンブン進んでいく船上で撮影しています。大抵の場合ビデオ撮影などあきらめるシチュエーションとも言えます。
α7Rでは電子式手ブレ補正のみですので得られるイメージはセンサー全体ではなくクロップされた状態の画になります。その点さえ許容できれば、この手ブレ補正はとても良い武器ではないかと感じました。
先日おなじくSONYのサイバーショットRX100M2も購入した私ですが、その時点でもこういった大型センサーデジカメでのアクティブ手ブレ補正のスゴさは実感しておりました。
先の船上からの動画については、手ブレ補正テストをしようと思って撮影したわけではないので、単なるスナップショットビデオではありますが(設定は、手ブレ補正アクティブです)、撮影してみたら意外にスゴかったのでここに掲載した次第であります。
そんなわけで特に比較対象などもあるわけではないのですが、感覚的にはSONYハンディカムの電子手ブレ補正は大きく超えて、空間光学手ブレ補正に勝るとも劣らないレベルではないかなと。もちろん空間光学はまったく違う動きをする仕組みなので単純に比較対象とするのもなんか違いますけどね。
考えてもみれば、昨今の高級デジカメのほうがハンディカムよりも格段に大きなセンサーを搭載しているわけで、画面の端を切って手ブレ補正に使用するなら前者のほうに分がありそうな気がしますよね。気がするだけだけど。でもいろんな損失は少ないだろうねえ。
もうすぐハンディカムの新型も登場するんではないかと思いますが、その前に空間光学手ブレ補正との差をちゃんと見極めておこうかな。ひょっとするとまた1〜2年ぶりにビデオカメラの存在意義が問われる時代になるのかも?
SONY デジタル一眼カメラ α7R ボディ ILCE-7R/B
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2013年11月27日 04:19