安芸の宮島 厳島神社は日本人なら絶対見ておくべき
行ってみればそれもなるほど納得ですよ。外国人に人気だったら、日本人としても行かないわけにはいかないじゃないですか。
まずは島に渡らなくては。
宮島というほどですから島なわけです。旅先での乗船というのはなんだか気が引ける私ですが、そこはご安心ください。広島駅からJRの切符でそのままフェリーに乗れてしまいます(570円 / フェリー乗船170円含む)。
「宮島行き」の切符を買ったら、電車でJR宮島口駅まで行きまして、そこからフェリー乗り場へ、おなじ切符で大丈夫であります。
東京感覚で地方に来てしまうと電車の本数が少なくて困り果ててしまうことがありますけども、宮島へのフェリーに関しては15分間隔ほどで出ているようです。
離島とはいえすぐそこ(1kmくらい先かな)に見えておりますので、さほど時間もかかりません。乗船して出航してちょいとワクワクしてるうちにもう着きます。
といってもただまっすぐ進むわけではなくて、大鳥居をぐるりとまわって見せてくれます。ま、どうせ観光客はみんな上陸した後またここに行くわけですけどね。
※追記:どうやら通常便ではなく観光客向けの「大鳥居便」というものらしいですね。『宮島口発9:10〜16:10の便は、海から参拝ができる、大鳥居便を運航いたします』だそうです。
着いてみるといかにも観光地然とした場所でありまして、相変わらず平清盛でもりあがっていたり、みやじま雛めぐりなんてのも開催されておりました。
道すがら、露店で焼き牡蛎などを食べつつ(これが激ウマなんだ、2個400円)いよいよ日本三景にして世界遺産の厳島神社へと足を運びます。
私も(というかミニダイスケも)食べられそうになってしまいました。
余談ですが、夜になるとこの街の植え込みのいたるところで鹿たちが眠っております。鹿好きにはたまりませんよ。あとタヌキも出没してました。余談終わり。
レトロ感の演出なのか、この街の郵便ポストはぜんぶ丸型ですね。懐かしい!
海のなかにこんなのが建ってたら、いい景色にならないわけないですもん!
って、感動しながら写真撮影しておりましたら突然、私のジャケットの裾を何かに引っ張られました。と同時に、背後から女性たちの笑い声が…
この鹿がわたしのジャケットの裾を食べようとしていたので、それを見ていた女性観光客たちが笑っていたのです。こいつめ!こいつめ!でも神聖な動物らしいですよ。ここまで人慣れしているのに「野生」だそうです。なかにはツノの生えてるものもおりますので、くれぐれもお気をつけください。
ていうかね、カナダのバンフ自然公園で鹿に出会ってスゴいスゴい!と騒いだり感動してた私ではありますけども、あれ?宮島のほうがすごくね?そこらじゅう鹿だらけなんだけど…
そして大鳥居ばかりフィーチャーされがちですが、こちらが寝殿というか厳島神社の神殿です。
京都駅付近から眺めた東寺の五重塔とあわせて、この日ふたつめの五重塔であります。これも新幹線の旅ならではですね。
そしてその五重塔の横にあるのが、秀吉さんが建立したという千畳閣でありますが、作ってる途中で当の秀吉さんが亡くなったため未完成なのだとか。
厳島神社のわきには小さな川が流れておりましたが、これが夕暮れどきに黄金色に輝いておりました。とても綺麗だった。
みやじマリンこと中国地方最大級の水族館「宮島水族館」も近くにあるそうですが、今回は時間的な都合で行けませんでした。次回は行ってみたいな。
行ってるそばから、「次回」というのをもう考えてるほど良い場所でした。行ってみて印象が良くなる観光地ってなかなか無いもんですよ。
そしてこの大鳥居、暮れてからがまた一層魅力を増すのですけれども、それはまた改めて次の記事にてご紹介いたします。
この旅は、JRディスカバー・ウェストのサイトで提案されている旅プラン宮島・広島・呉 世界遺産めぐりの旅に準じて広島行脚しております。
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2013年3月26日 06:11