音楽も体験を売ったらいいんじゃないだろうか
音楽が売れてないらしいことは今さら言うまでもない感がありますけども、自分が買ったものを振り返ってみると何かしらの想い出とオーバーラップするようなものが多いですね。
たとえばこの曲なんかそうだったりしますけども
去年のオリンピックの(コカコーラ社の)テーマ曲ですね。
HEART BEAT (English Version) — Single — 加藤ミリヤ
まさにコカコーラさんから招待いただいてココ・ロンドンでのこのライヴとロンドン五輪とを観に行ったわけですが、そういう強烈な体験とか新鮮な体験とかがあると、音楽というのはその想い出とワンセットになってくれるわけです。
で、ポチっとiPhoneから買ってしまうわけですな。
ライヴ行ってCD買うのとはまた違って、旅行してそのときのテーマ曲みたいなのができた感じ。こういう体験をしてしまえば買わずにはいられないので、音楽のプロモーションやるときはインフルエンサーの男女20人ずつを観光バスに詰め込んでミステリーツアーに送り出し、車内でも行く先々でもガンガン売りたい曲を流しまくっておくと良いんではないかと。
ドラマ主題歌が売れるのも疑似体験的なものですし、ミュージックビデオもそういう要素があるからこそ力を入れて作るんではないかと思いますし、しかしながらこういう時代ですからただの映像にだまされる人もいなくなってるわけで、体験そのもののテーマソングを勝手に用意してあげれば?
ちょっと振り返ってみるだけでも、たとえばスキー場で流れてた曲とか、フェリー乗場の待合室で流れてた曲とか、そういうのハッキリ覚えてるものですからね。体験のテーマ曲を仕立てるという案、どなたか試してみてください。この夏、あらゆる観光地でその曲を流してみるとかね(笑)
あ、でも標題の「音楽も体験を売ったらいいんじゃないだろうか」とはちょっと違うか。体験を売るというか、体験のテーマソングを用意してあげるかたちだね。
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2013年6月 3日 02:49