トップページ > サイエンス・テクノロジー > 【あのAR】あの日見たブログにAR(拡張現実)が隠されていたことを僕達はまだ知らない。

【あのAR】あの日見たブログにAR(拡張現実)が隠されていたことを僕達はまだ知らない。

世の中には色眼鏡をかけてこそ見えてくる物もあるのですよフフフ。というわけで「Aurasma(オーラズマ)」というスマホアプリ/ウェブアプリで、プログラミング要らずのARコンテンツ制作を初体験してみました。

先月、祇園祭を観に行ったのですが、その京都の街で街頭配布されていた団扇が大変面白かったのです。

なんと団扇の絵柄がARマーカーになっとるんです!

ほんの小さくしか書かれていなかったので読み落としてしまった方も多かったのではと思い動画にて記録しておきました。ご覧下さい。

AR koto」という地域活性のためのARアプリのようで、これをAndroidでもiPhoneでもインストールして件の団扇にかざすことで、リッチコンテンツを楽しめるという。以下、アプリへのリンクURLであります。
http://www.yc-ar.com/ar_koto/

じつは団扇は実物でなくとも、マーカーとして認識できれば良いようですので、下の写真に「AR koto」をかざすことでも認識できました。興味ある方はお試しあれ。

AR koto 団扇

さてここからが本題であります。
件の団扇ARの影響でこういった方面への好奇心が高まってしまい、iOS / Android 両対応のARアプリで、ビュワーだけでなく制作ツールも配布されているものはないかと探しまわってみたところ…あったんですよ!

それが「Aurasma(オーラズマ)」というものです。
どうやら一年以上前から存在してたようですね。うっかり見落としてるにもほどがあります(笑)以下のリンク先より、両OSそれぞれダウンロードできます。
iOS版ダウンロード / Android版ダウンロード

「Aurasma」は『ヒューレット・ パッカードグループのソフトウェア部門オートノミー社が開発』したとのこと。これは信頼して良さそうですね。
via. http://hp.knowledge-works.co.jp/lineup/ar/about_aurasma/

ところで皆さん、このブログ記事のタイトルをもう一度よくお読みください。いかにも何か含んでいますね(笑)じつはこれのひとつ前に書いたブログ記事「大人のプレミアムスティックは大人向けのうまい棒か?」のなかに、既にARが仕込まれていたのです!その他にも、私の公開・配布しているものにARが!

一体どういうことでしょうか?
それでは種明かしの動画をご覧くださいませ。

「Aurasma」を使用することで、スマホのカメラから認識できる様々なものをARマーカーに設定できるんですね。そのうえで、イメージやビデオなどをオーバーレイ表示させるよう指定できます。

ぜひ皆さん、上の動画での説明だけでなく実際に体験してみてください。各デバイス向けのアプリダウンロードは下記リンク先よりできます。
iOS版ダウンロード / Android版ダウンロード

インストールが完了したら、このページを下へ ↓ 読み進めてください。

まずARマーカーを認識するには、一度フォローURLを踏むか「Aurasma」のアプリ内で私「JETDAISUKE」の作成したARコンテンツ(Auraと呼ばれる)を検索、各Auraをフォローしておく必要があります。下図の画面。
Aurasma search

-------------------------------------------------------------------

【ブログ記事の写真からAR】

(1)下記のフォローURLをスマホのウェブブラウザで表示すると、Aurasmaが自動的に起動します。
http://auras.ma/s/7m6cc

もしくはAurasmaアプリ内の検索にて「OTONA NO UMAIBO」というJETDAISUKE作成のAuraを検索、フォローしてください。

(2)次に私のブログ記事(以下のURL)をパソコンやタブレット等で開いて
http://gajetdaisuke.com/archives/13811_144549.php

(3)当該ブログ記事にある写真を、スマホのAurasmaで認識してください。

(4)ARコンテンツが表示されます。

-------------------------------------------------------------------

【動画内のイメージからAR】

(1)先述のものと手順は同様、下記のフォローURLをスマホのウェブブラウザで表示すると、Aurasmaが自動的に起動します。
http://auras.ma/s/KzBGf

もしくはAurasmaアプリ内の検索にて「JDRADIO」というJETDAISUKE作成のAuraを検索、フォローしてください。

(2)次に私のラジオ動画(以下のURL)をパソコン等で開いて
https://www.youtube.com/watch?v=oSSLKf7VTO0&feature=share&list=SP2B0X_2mPZey77aPKHjDcWvaVyhj2DAMN

(3)当該動画にある顔部分を、スマホのAurasmaで認識してください。

(4)ARコンテンツが表示されます。

-------------------------------------------------------------------

【印刷物からAR】
※ これは私の名刺をお持ちの場合に限ります。

(1)下記のフォローURLをスマホのウェブブラウザで表示
http://auras.ma/s/i0ccZ

もしくはAurasmaアプリ内の検索にて「MyNameCard」というJETDAISUKE作成のAuraを検索、フォローしてください。

(2)次に私の名刺の氏名の部分を、スマホのAurasmaで認識してください。(成功率はあまり高くないです、スミマセン)

(3)ARコンテンツが表示されます。

-------------------------------------------------------------------

以上
私の自作AR、うまく表示されましたか?
コンテンツを見る際に、あらかじめAuraをフォローしてからでないとマーカー認識しないという面倒さがありますけども、それはパートナー制度(有償?)の方では解消されてるんでしょうかね?先にご紹介した「AR koto」というアプリはそのパートナーの機能「Skinned App」を利用しているようです。

さて、肝心なのはこういったARコンテンツを「見るだけでなく」、Aurasma自体でも作成できるということですね。もちろん簡易的な機能ではありますが、ARマーカーを設定して、つぎに動画などのオーバーレイを指定という簡単な流れで、自分のオリジナルコンテンツが制作できました。簡単すぎて説明不要かと思いましたのでここでは省いて、むしろ成果物をお見せする方向にしました。

だってプログラミング要らずでGUIだけでできちゃうんだもん

なお、さらに高度な設定が可能な「Aurasma Studiohttp://studio.aurasma.com/)」というFlashのウェブアプリ(要ユーザー登録)もありまして、今回お見せした作例についてはそちらの方で作り込んでおります(とはいえスマホアプリ版でもそれなりのものは作れますよ)。

以下は「Aurasma Studio」のGUIを画面キャプチャしたもの。いまどきデスクトップメタファをウェブブラウザに持ち込んでる希有なアプリですが、これはどうかと首をかしげる挙動がたまにあるにせよ、なぜか使い勝手はそれほど悪くはないです。
Aurasma Studio

詳しい使用法(といってもスマホ版とワークフロー自体はさほど変わらないですが)については以下のブログが参考になるかと思います。
Aurasma | ペンクおじさんのエンジニアブログ|株式会社penq [ペンク] / Penq Inc.

というわけで、私のAR制作初体験レポートでありました。
あと、もちろん「Aurasma」でも3Dアニメーションが仕込めますけども、その辺は私のスキルではよく分からないので棚上げ。静止画と動画のみを扱っております。

コンテンツは「Aurasma」のサーバにアップロードするクラウド型ですが、これ自前サーバでできるともっと良いんだけどなあ。名刺でARなんてのは皆さんやってみたいのでは?



投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2013年8月11日 19:42

ジェット☆ダイスケ

ジェット☆ダイスケ
愛場大介/ジェット☆ダイスケ
昭和生まれの古い男がこのブログを地味に更新しつづけております。趣味はブログです。 ツイッターIDは @jetdaisukeです。 また、YouTubeのチャンネル登録はこちらからできます。

ナノ一眼 PENTAX Q の実力
iPhoneとも戦えるカメラ、ナノ一眼 PENTAX Q を購入しました
シャッター切るたび画調が変わる PENTAX Q のランダムなクロスプロセスが楽し過ぎるのだ
PENTAX Q トイレンズ比較 魚眼/広角/望遠
ペンタックスQのバッテリは、フジフイルム、コダックとも共通
ナノ一眼PENTAX Qをもう一台導入しまして
ナノ一眼 PENTAX Q でも星を撮影できた
PENTAX Q 動画モードについての感想

世界最小15倍ズームレンズB008とキヤノンEOS 60Dで大自然を撮ってみよう!
TAMRON 18-270mmF3.5-6.3 Di2 VC PZD B008
タムロン 18-270mmF3.5-6.3 Di2 VC PZD B008

バリアングル液晶でビデオ撮影も快適なデジイチ
Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 60D
EOS 60D
レビュー記事:
EOS 60Dのバリアングル液晶はやっぱり動画撮りやすいです
キヤノン 一眼レフ EOS 60D を購入してみた

[地球圏最強の標準レンズ]
シグマ30mm F1.4レンズは企業プロモーションビデオにも使える優れもの
SIGMA 30mm F1.4 EX DC

Canon EFレンズ 50mm F1.8 II 最安の単焦点レンズを試す
Canon EFレンズ 50mm F1.8 II
[最安の超広角レンズ買うた]
タムロン超広角ズームレンズ TAMRON SP AF10-24mm F/3.5-4.5 Di II
TAMRON AF10-24mm F/3.5-4.5 DiIILD Aspherical
TAMRON AF10-24mm F/3.5-4.5 DiIILD

【EOS 関連記事】
キヤノンEOS Kiss X3関連で購入したアイテムまとめ1 純正品編
キヤノンEOS Kiss X3関連で購入したアイテムまとめ2 お役立ち編
キヤノンEOS Kiss X3関連で購入したアイテムまとめ3 交換レンズ編

最近のエントリー