皆既月食タイムラプス2014 尾道水道を一望できる貸別荘テラスからデジカメ4台で撮影
皆既月食の撮影は中学のときから数えて三度目かな、今回は尾道にて撮影しました。
尾道へは仕事で訪れてからその魅力にハマりまして、今回で三度目となります。なんといっても、千光寺山から望む尾道水道のパノラマ大絶景が魅力です。
月食の時間帯にはハマりませんけども、月の出をこの尾道水道で撮影すると最高だろうなと思って、今回は山頂付近の貸別荘に滞在しての撮影行となりました。月食の前日、イメージスケッチ代わりに撮影したのが以下の月。
パナソニック・ネオ一眼FZ1000にて撮影
Panasonic デジタルカメラ ルミックス FZ1000 2010万画素 光学16倍 ブラック DMC-FZ1000
そして月食当日、台風一過もあいまってほぼ雲のない快晴。肝心の月の出も、山の霞があった程度で、ほぼ雲に邪魔されず撮影を始めることができました。
ソニー・コンデジHX60Vにて撮影
ソニー デジタルカメラ「HX60V」SONY Cyber-shot(サイバーショット) DSC-HX60V DSC-HX60V
最近のコンデジ、ネオ一眼は寄りから引きまで高倍率ズーム搭載で、こういったシチュエーションに如何様にも対応できますね。
FZ1000
コンデジですので等倍の観賞には耐えられませんが、フルHDでのタイムラプスに使用する素材としては、どうにかなるレベルではあります。
HX60V
全4台の最新デジカメを駆使して撮影したのが以下のタイムラプス動画です。どうぞご覧ください。
月食タイムラプス尾道・千光寺山頂の絶景ポイントからの皆既月食と渡船 Oct 8, 2014 Total Lunar Eclipse in Hiroshima, Japan
今回使用したカメラのなかでは高倍率ズームの機種が、パナソニックDMC-FZ1000(1インチセンサー)と、ソニーDSC-HX60V(1/2.33インチセンサー)の2機種。後者HX60Vはセンサー小さいのでやっぱり画質への影響を感じますね…
パナのFZ1000については、インターバル撮影中にピン送りや露出変更の操作が容易、かつ操作中にはインターバル撮影を待ってくれるため、これを利用してモミジの葉から月へとピン送りするカットも撮影してみました。(下の2カット)
そして主に引きの画を担当しているのがソニーDSC-RX100M3(1インチセンサー)です。24-70mmという標準ズームレンズのため、広角担当としました。夜景が綺麗に撮れるカメラですね。
グラデーションも大変良いのですがFlickrやYouTubeなどの再圧縮では表現しきれていないですね (´・ω・`)ショボーン。
月と街並の両方に露出を合わせるにはハーフNDフィルター等が必要になります。今回は地形が複雑だったりオペレーションも複雑になってしまうのでそれは諦めました。その代わりRX100M3の長時間露光では、グっと絞ることで光芒を盛大に展開させて、他のカットとの違いを含ませてみました。
また、高感度にめっちゃ強いミラーレス一眼のソニーILCE-7S α7S(フルサイズセンサー)に70-200mmの望遠ズームレンズを載せて撮影。最大200mmとやや短めではありますが、今回の他のカメラに比較すると等倍観賞に耐え得る画質ですので、切り出してタイムラプス動画として仕上げるには十分かもしれません。
ILCE-7S α7Sではタイムラプスだけでなく渡船のビデオ撮影も含んでますが、さすがの高感度で静止画とつないでも違和感は少なめ。なんといっても長時間露光する必要がないので、常時移動している船の形もブレることなくハッキリとどめています。
来年4月にもまた月食があるとのことで、いい練習になりました。さすがにデジカメ4台は収拾つけるのが難しいので、いろいろと考えてまたチャレンジしてみたいと思います。ちなみに前回2012年末の月食タイムラプスは以下の動画です。
尾道の千光寺山からの景色を望めるホテルはいくつかあるようですが、今回は貸別荘に滞在してみました。ここに書いてしまうとまた何かあるとき先に予約されてしまうリスクはありますが(笑)、リビングルームからこの眺望ですからやっぱり自慢しておきたい!
位置的なものを説明しておきますと、JR尾道駅を降りて振り向くと千光寺山がありまして、微妙に浮いた建物が見えます。
その浮いた建物がいまは廃墟と化してる尾道城。そのとなりの白いのがビュウホテルセイザン、そして一段下にあるのが今回滞在した貸別荘「坂の風」です。
尾道城までタクシーで行って、そこから徒歩で急な坂道を三分ほど下った場所になりますので、大荷物だとわりと大変なことになりますが、どうにか持ちこたえました。
「坂の風」テラスとそこからの眺望をiPhoneでパノラマ撮影してみました。これぜんぶ独り占めですよ!?
以前にこの近くで宿泊した宿と比較するとやや高めにはなりました。が、この眺望を得られてテラスに自由にカメラを設置できるとなれば、他に選択肢は考えられないのでここに決めました。というわけで割りとお金のかかったタイムラプス撮影行でしたが、非常に満足な結果となりました。この絶好の環境とロケーションを見つけてくれた妻に感謝!
今回使用したカメラは以下に
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2014年10月13日 14:54