だんだんクルマのライトの航跡が伸びていくタイムラプスの撮影方法
フェイスブックのタイムラプス部やYouTubeに既に掲載したネタではありますが、ウケが良かったのでブログでも書いておきます。
写真表現として、スローシャッター(長時間露光)を用いた下図のようなものをよく見かけますよね。
シャッター速度を遅くすることで、クルマのヘッドライトやテールランプの航跡を線状に描く手法です。
シャッター速度を遅くするには、そのものズバリでデジカメの「シャッター速度優先AEモード」で指定してやるのが手っ取り早いです。でも「絞り優先AEモード」でグっと絞り込んで、入ってくる光量を抑えることでも、シャッター速度は遅くできますよね。これを応用して以下のようなタイムラプス映像が撮影できます。
明るいうちはクルマに被写体ブレがありませんが、暗くなるにつれて次第に、ヘッドライトなどの光跡が長く伸びていきます。なかなか不思議な映像ですよ。
(4Kでもご覧いただけます)
日没よりすこし前の時間帯からタイムラプスを撮影し始めます。
デジカメの露出モードダイヤルは「絞り優先AEモード」で、絞り値は許せる範囲でグッと絞り込んでやってください。ISO感度もできるだけ固定してやるとスムーズかもしれません。
たったそれだけなのです。
環境光が暗くなっていくから、絞りとISO感度が固定されていれば、必然的にカメラ側ではシャッター速度を遅くして露出値を保とうとします。それによって徐々に、クルマのライトが伸びていくんですね。タイムラプスはいちど撮影し始めると、カメラを直接操作してブレを誘発するようなことはできませんから、こうした設定で変化をつけると一風変わった仕上がりになります。もちろん夜明けにも応用できますね。
GIFアニメで数コマだけ抜き出してみました。変化が分かりやすいと思います。
今回の使用機材は以下の通り。デジカメにはタイムラプスアプリをインストールしての撮影です。
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2014年7月 4日 20:08