生まれて初めてソニーα7Sだから灯籠流しが綺麗に撮影できた
チョー明るいぜ!
という鳴物入りで登場したフルサイズ・ミラーレス一眼の「SONY ILCE-7S α7S」でございますが、夏場は夜のイベントなども多いので大活躍しております。
なかでも炎はうってつけ。
昔、映画の照明について少し習ったときには、ロウソクだのジッポーライターだのに照らされる世界を、どのようにライティングで解決しているかという講釈をよく聞いたものです。
だから当然、写真や映画芸術において炎のかすかな灯りに照らし出される表現は、そのような照明あってこそ為される領域だと考えておりました。
しかし!
遠方のホタルの光までをもしっかりとらえるソニーα7S
これなら灯籠流しもイケるだろう!
ということで石神井公園で開催された「灯籠流しの夕べ」に行って来ました。
いかがでしょ?
F5.6 1/60 ISO12800 200mm
タムロンのAマウント望遠ズーム「70-300mm F4-5.6」を装着しての撮影。まあISO12800くらいだったら最近はエントリークラスの一眼レフやコンデジでもイケるわけですが、この低ノイズは無理でしょう。
しかもですね、上の写真ではシャッター速度1/60でどうにか耐えているわけですが、じつはAマウントレンズをEマウントアダプターで装着するとまったく手ブレ補正機構が働かないのです。ていうか手ブレ補正が無い。というわけで下の写真ではシャッター速度を1/320にして撮影。夜なのに、炎の灯りなのにそのシャッター速度!
F5.6 1/320 ISO102400 300mm
なんとISO102400ですよ。おかげで手ブレをしっかり抑えて撮影できました。フルサイズセンサーならではのこの水面のぬらぬら感も良いですね。
手ブレ補正のついたレンズ&カメラで撮影したら良いんじゃないの?という意見もあるでしょうが、この写真で切り取った箇所はわりと灯籠の流れが速いところでしたので、1/320で撮影できたことで手ブレだけでなく被写体ブレも防げています。
ただまあ等倍観賞に耐えるほどの解像感がないのがこのカメラの残念なところではありますけどね。50%縮小くらいでしたら大変美しく見えます。うーんそれにしても手ブレ補正ないとビデオ撮影は難しいので、FEマウントの望遠レンズも買おうかなあ…
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2014年8月 6日 02:58