SONY高感度デジカメ「α7S」と 高解像度「α7R」の違いがよく分かりました
ほぼ同等の見た目をもったカメラを二台も導入してしまったがために、いま手元にあるのがどっちなのか分からないこともたまにありますが…
というSONYのデジカメα7S、そしてα7Rでありますけども、皆さんハッキリと違いを認識されていますでしょうか。
α7S(ILCE-7S)のほうは高感度モデル、ISO 409600での撮影が可能というケタ外れの暗闇カメラ。対するα7Rのほうは36メガピクセルという高画素の機種。そう言ってみればまったく性格の違うものにも思えます。
ところがどっこい、Webに載せるスナップ写真を撮るくらいならどっちでも良いレベル。
こういう感じでブログにでも載せておくぶんには、どちらで撮影しても特に差は感じません。
上図二点ともα7Sでの撮影。
ちなみにα7Sは高感度、低ノイズのほか、全画素情報読み出しによるジャギーやモアレを抑えた動画の記録が可能という特長もそなえています。どちらかというとビデオカメラ寄りなのですね。
じゃあ動画を撮り比べてみればいいじゃない、しかも夜間に撮影してみればハッキリ差が出るでしょうというわけで試してみたのが以下の作例です。これは必見!
感度とノイズ量の違いもさることながら、これぞ動画ならでは、全画素読み出しビデオ記録ならではというのが、1分54秒目あたりです。画面左下からカラスが飛んでくるのが見えますでしょうか?このカラスのクッキリ度合いが、α7Sとα7Rではまったく違います。α7Rでのビデオ撮影ではラインスキップによって、電線のような細いものは頼りなく写ってしまいますし、ことこのカラスのシーンでは存在が危うくなるほどか細く見えますね。対するα7Sはバッチリ描写しています。
じゃあα7Sがカメラとして圧勝かというと全然そんなことなくて、あくまでもビデオ撮影ではラインスキップ無しで全画素読み出ししたからで、静止画を同じ大きさで比べてみると今度は打って変わって36MP高画素機であるα7Rのほうが際立ってくるわけですね。
似たような見た目のカメラでも、使いどころがハッキリ違うと分かりました。まあいくら何でも上図の例はピンボケも含んでるようにしか見えませんけどもね(笑)。
私個人としては解像感などにはあまりこだわりがないもので、暗所性能が良いα7Sのほうを持ち歩く機会のほうがすっかり増えてしまいましたけどね。
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2014年8月31日 07:45