レンズスカートLSKT-10で窓越しの夜景に映り込みなし、窓ガラスの反射にさようならのカメラマン必携アイテム
窓ガラス越しに写真撮影することはよくありますけども、特に高層ビルからの夜景などでは、室内からの反射光など映り込みがたいへん気になりますよね。
上は室内の明かりで窓ガラス反射が大きく写り込んでしまった例
忍者レフという製品もありますが、あくまでもレフ板の形状なので隙間から光が射し込んだり、サイズ的に展開するのがはばかられることも。そこでこのレンズスカートという製品を購入してみました。
夜景に限らず映り込みが気になる窓越しの撮影全般に使えそうです。
特に窓のサイズが小さかったり、公共の場で忍者レフのように大きなレフ板を展開できない場合、電車や新幹線・クルマの窓などからこじんまりと撮影したい場合などなどにも良さそうです。
形状的にはマットボックスのような感じで、名前の通りレンズ先端にスカートのように被せます。布製のレンズフードとも言えますかね。
材質的には上部の巾着状の部分と、下部スカートの内側については、柔らかで機材を傷つけないような(スウェード風とでもいうか)やや毛羽立った生地。光の反射も少ないです。スカート外側はおそらくナイロンだと思うのですが、丈夫でやぶれにくそう。内外ともにカメラカバー製品にもよくある材質の振り分け方ですね。
スカート先端、四隅の吸盤によって窓ガラスに吸着させて使用します。実際に窓に吸着させてみると指が通るくらいの隙間が空いたりもしますが、撮影した画像を見る限りでは、そのような隙間のある状態でもしっかりと映り込みする要素を遮ってくれました。
このようにレンズ先端に文字通りスカートのように装着(レンズが隠れて見えないけど)。
フィルター径77mmの太めなレンズでも、鏡胴の細いコンパクトデジカメ(RX100M3)でも使用できました。下の写真はRX100M3に装着した例
比較するまでもないのですが、レンズスカートなしで撮影するとこのように盛大に映り込みがあります。
上の写真と、この下のレンズスカート装着時の作例写真は、RX100M3での撮影ですけども、焦点距離は最広角端24mm相当となっております。
製造元では、フルサイズ一眼レフに15mmもの広角レンズを装着して撮影テストを行ったとのこと。私が所有しているツァイスの16−35mmレンズの広角端でもケラレることなく撮影できました。(周辺光量が落ちてるのはケラレではなくレンズの特性です)
畳めばコンパクトですし旅行に携行するにもあまり荷物になりません。忍者レフもあれはあれで良い製品(なんたってレフ板になる)なんですけども、窓越しの撮影のみに関してはこのレンズスカートに軍配が上がりそうです。場所をとらず装着や設置が楽でした。
最近は飛行機が離着陸する際も電子機器の電源つけっぱなしOKだったりもして、空港へのアプローチあたりで良いシャッターチャンスも多そうです。そんな時にも役立ちそうですね。
レンズスカート
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2015年1月29日 19:58