OLYMPUS OM-D E-M5 Mark II のカメラ内RAW現像が案外使えた
最新ファームウェアにした OLYMPUS OM-D E-M5 Mark II を使っていて、そういえばRAW現像という機能があったなと思ったんですよ。カメラの本体内でやれる機能。
昨日今日とパソコン持たずに京都に行く用事がありまして、どうしても撮影した写真をRAW現像してインスタ投稿したくなったもので、初めてそのカメラ内RAW現像を試してみました。
細かいメニュー表示や操作パラメータのことは割愛しますけども、ホワイトバランスや色味の調整、ノイズや明暗の処理などなど基本的なことは押さえており、案外使えるものでした。
以下に作例をお見せいたします。
上がカメラにより生成されたオリジナルのJPEGで、下がカメラ内RAW現像したもの。ライカ(Leica)の看板が重要ですので、それが際立つように色と明暗のバランスを調整しました。暗所ノイズはカメラの画面ではよくわからないので放置。
実際にはこのあとiPhoneに転送してから白黒にしてしまったのですけどね(笑)ま、そんな感じでスマホへWi-Fi転送してからさらに手を加えるのが良いでしょうね。
さて今度はもみじです。
紅葉ですが紅一色ではなく緑から黄色、オレンジ、朱色や赤といったグラデーションが重要な場合。
思いっきり赤いほうに振ってますね。オリジナルのほうが落ち着いた色味なんですけど記憶色よりは断然淡くてねえ…なのでウェブで好まれそうなドギツいほどの赤みにもっていきました。これだけ見るとマジできついんですが、以下は実際にインスタ投稿したものです。トリミングすることで目に痛々しい印象も薄れています。
パソコンがなくてもこれだけいじれたら大したもんだなと思いました。
さらに調子にのって清水寺の紅葉風景をカメラ内RAW現像してみました。例によって上がオリジナルで、下がRAW現像時に色味などを調整したもの。
これほどの遠景ともなると、カメラ内RAW現像でハイライトを抑えるだけでもC-PLフィルターいらずになってしまいますね。
そしてまたiPhoneへと転送したうえで微調整とトリミングを加えるとこうなります。
はい
もうなんだか別世界ですね(笑)
記憶色の一歩先にいく感じですね。
私は、RAW現像なら断然パソコン派。
iPad Proで使うようなタブレット版のLightroomですらも面倒だと思っていたので、こんなカメラ内RAW現像などは使わないと思っていたのですが… やってみればタブレットすら不要なので(まあスマホは使ったにせよ)たいへん便利だなと思いました。ほかのカメラでも試してみようかな。
あと全然カンケーないけど、以下のオリンパスの望遠レンズがゴミみたいな値段で投げ売りされてるんですごく気になってます!!!
OLYMPUS 望遠ズームレンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6
OLYMPUS ミラーレス一眼 OM-D E-M5 MarkII
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2016年11月29日 22:24